スピ化が止まらないアラフォー日記

マインドフルネス、瞑想、易経、心理学、脳科学、幸福論…etc、色々研究しています。

過ぎたるは及ばざるが如し。陽の気が盛んな時ほど中庸を心掛けたい。

 

拝啓、お元気ですか?

 

朝から気がかりな事があって易を立ててみました。

 

そして出たのがこれ。

28.沢風大過(たくふうたいか)

大過は棟撓(むなぎたわ)む。 往くところあるに利あり。亨る。

 

 

 

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卦象を見ると4つの陽(剛)を上下両端の陰(柔)が支えていてかろうじて持ちこたえている。陽の気が強すぎる卦象です。 

 

一般的に陽の気が盛んなのはいい事ですが、過剰になると不安定さを増してしまうのです。

 

ですから卦辞はこうなっています。

 

屋根の重さに耐えきれず棟木(屋根の横木)が軋んでたわんでいる。何事も過ぎたるは及ばざるがごとし。あまり物事を強引にしてはならないが、ゆくところに利はある。

 

易では【中庸】という陰陽のバランスを重視することを大切にしています。

 

積極的すぎず、消極的すぎず。

明る過ぎず、暗過ぎず。

情熱的すぎず、冷静すぎず。

 

偏り過ぎることなくバランスをとり、中正を保つ。

 

この卦から見えるのは

陽の運気が過度に盛大であるのは悪いことではないが、全体のバランスを欠くと転倒の恐れはある。しかし「大過の時、大いなるかな」。大過でなければならない時もある。勝負を恐れていてはいつまでたっても道は開けない。

 

実は仕事上でちょっとした行き違いがあり、どうしたものかと思い悩んでいました。

 

積極的に主張することもできる。

消極的に折れることもできる。

 

今の私に必要なのは中庸。

そして強引にではなく、バランスをとりながら前に進む力。

 

この卦はそう告げているのだと納得した私は、感情的にならずに、しかし臆することなく、こちらの要望を伝えさせていただきました。

 

何事も過ぎたるは及ばざるが如し。

感情・エネルギーのバランスをとりながら、前に進んでいく。

 

いつの時も大切にしたい教えです。