我欲によって腐敗したものを革(あらた)める時が来たのかもしれない
拝啓、お元気ですか?
今朝の易のお告げ。
ついに時が来たのか、この卦が出ました。
49.沢火革(たくかかく)
革は、已日にして乃ち孚あり。 元いに亨る。 貞に利あり。 悔亡ぶ。
かくはきじつにしてすなわちまことあり。おおいにとおる。ただしきにりあり。くいほろぶ。
革とは改めること。変革、改革、革命を意味します。
またこの卦象は沢(兌)の下に火(離)があります。つまり水が盛んになれば火が勝ち、火が盛んになれば水に勝つ。いずれにしろ衝突は免れないことを意味します。
革は、已日にして乃ち孚あり。 元いに亨る。 貞に利あり。 悔亡ぶ。
革命は盛期を過ぎまさに変わらんとしている時にあり、好機を見計らって立ち上がれば人々も信頼して付き従う。大いに願いは叶う。正しくあれば利ある。悔いはない。
以前、この記事で書いたことに関連する卦だと思います。
要は先生があたかも自分がメソッドを開発したかのように見せて(虚偽表示)世間を欺いている問題。ほっとけば良いのですが、どうも心に引っかかってならないのです。
例えば問題となった時に、その先生だけが痛手を被るのであれば私もここまで気にしません。自業自得ですから。
恐れているのはその組織である協会にまで災いが降りかかってくることなのです。認定講師の方がいます。罪のないその方達までもが巻き込まれるのが怖い。
昨日、あぁ、この人はこうやってずっと欺いてきたんだなと思った出来事がありました。私が書いた記事をあたかも自分のもののように告知しているのです。
「あなたのコンテンツは私のコンテンツ。あなたの研究成果は私の成果」
こうやってこの人は自分を大きく見せ、立派な者のように振る舞い、虚飾によって世間を欺いて生きてきたのだと。つくづく「我欲」の強い人だと実感しました。
我欲とは恐ろしいものです。
事実を歪め、心を歪め、人生を歪める。
我欲に捉われると、人は天命にさえ背く。
我欲はそれぐらい恐ろしく、注意しなければならないもの。
私も我欲によって一度大きな失敗をしています。
我欲が災いしてまさしく地獄のような日々を経験しました。
その経験があってから、自分の我欲を捨て去ろうと思いました。
我欲によって人は苦しむのだと。
もちろん完全には捨て去れてはおりません。
ただ不思議と我欲を捨ててからの方が幸せに生きている実感がするのです。
話は戻りますが、
これも何かの縁なのか、不思議なもので、その組織に関わる他の仲間と集まる機会があります。(同窓会のようなものです)
もしこの「革」という卦が必然なのであれば、恐らくその仲間と会った時に、何らかの潮流の変化が起こるかも知れません。
物事はほっておくといつかは淀み、悪くすると腐敗する。清新な状態を維持するには必要に応じて革(あらた)める必要がある。それもまた保守である。
人間はもともと保守的な動物だから、変えようとすると、必ず反動が見られる。だから革新が保守に勝とうとすれば、時の流れを味方にしなくてはならない。
この言葉にあるように、革新に波乱は免れぬものだから、時の流れが自分にそうせよと命じているのであれば、そのように応じようと思います。
参考文献