バレンタインデーは何のためにある?
拝啓、まだ見ぬ息子へ。
本日はハッピーバレンタインデー。世間は盛り上がっているようです。
年に一度の貴重な「恋が盛り上がる日」ですものね。私はもう成熟しているのであまり気合い入っておりませんが(笑)、若い人達にたくさんの恋が芽生えたら素敵だな〜なんて思いながら応援しています。
義理チョコ文化に疑問の声
ところで世間では「義理チョコ」に対してネガティブな意見も多いようです。
この記事にもありますが「半ば強制的に義理チョコを渡さなければならない」「もらったは良いけどお礼を返すのが大変」といった意見が多いようです。職場によっては「義理チョコ廃止令」まで出しているケースも…。
私の夫も職場で義理チョコをありがたく頂いてくるのですが、このお返しが実に厄介です。上司としては「頂いたものよりも少し良いものをお返ししないといけない」らしく。昔はホワイトデーといえばマシュマロだったのですが、そんなマシュマロなんて返した日には「わー、セコイ!」なんてブーイングの嵐に晒されるのが目に見えています。
夫の立場を守るためにも、毎年ホワイトデーの前にはデパートに出向き、一番高そうに見えるけどコスパが良く、でもコスパが良いと”バレないもの”を慎重に選んでいます。義理チョコって気を使うし疲れる…というのが妻としての本音です。ありがたく頂いた義理チョコはすべて私の胃袋に入りますので、お返しの時ぐらい頑張れと言われればそれまでなのですが。
最近は学生達の間で「友チョコ」が流行っているらしく、もうここまで来たらバレンタインデーは恋人達の日という認識は薄れてきているのかもしれません。
日本ならではのバレンタインデー文化、なぜ生まれた?
シンガポールに在住していたことがあるのですが、シンガポールのバレンタインデーは「男性が大切な女性に花を贈る」文化でした。どうやら女性が男性にチョコレートを渡すのは日本だけのようです。
この独特な日本のバレンタイン文化はどのように始まったのか気になって調べてみました。Wikipediaによると
バレンタインデーにチョコレートを渡すのがいいのではと最初に考案して実践したのは、一説に大田区の製菓会社メリーチョコレートカムパニーの原邦生であるとされる[4]。
製菓会社の商売目的で始まったのですね…。なんて日本人は踊らされやすいのでしょう。
でもまんまと製菓会社の術中にハマったおかげで、シャイな女性もこの日だけは勇気を振り絞って告白できるという貴重な日になったわけです。これはこれで悪くないかもしれません。
バレンタインデーは「恋」という人生の宝物を得る日
「恋は人生の宝物」とはよく言ったものです。あなたにもバレンタインデーが来るたびに思い出す淡い思い出があるのでは。
私も昔は手作りチョコレートに挑戦したことがありました。不器用ですから、美味しそうとはお世辞にも言えない見栄えの悪いチョコレートをつくり、それを学校に走って持っていったものですから、さらにチョコレートが箱の中で暴れてグチャグチャに。それでも渡さないことには苦労が報われないと、その悲惨なチョコレートを渡したことありました。
相手の人、箱を開けてみてビックリしたと思います。きっと困っただろうな〜。どう見ても美味しそうじゃないですもの(笑)粗雑な性格が丸わかりのチョコレートを渡したものですから、恋なんて実るわけがありません。それ以来、私の中では「手作りチョコ禁止令」が出ました。今でも忠実に守っております(笑)
義理チョコに悩まされたり、本命チョコで失敗したり、悲喜こもごものバレンタインデー。でも本気で恋をしている人にとっては貴重な一日になるのも事実。だって恋は人生の宝物ですから。
あなたにとって良い1日になりますように。今日はそんな話が伝えたくて。