『ジャーナリング』であるがままの自分の心を書き出してみよう
拝啓、お元気ですか?
自己認識を深める方法に『ジャーナリング』というものがあります。自分の心に浮かんだことを“すべて”“フィルターをかけずに””正直あるがままに”自分に向けて書き出す、ただそれだけの簡単な方法なのですが、自己認識にとても効果があると言われる手法です。いわば思考と情動を対象としたマインドフルネスとでも言いましょうか。
ルールはいたって簡単。制限時間内は手を休めないこと。たとえ書くことがなくなっても「書くことが見当たらない」「何も思い浮かばない」など、それはそれで素直に書き出すことです。
では手順を見てみましょう。
- 制限時間を設ける
- 書き出すテーマを決める(自由に)
- フィルターをかけずに思い浮かんだことをあるがまま、素直に書き出す。
こんなに簡単なワークですが、様々な驚きの効果が報告されています。ミズーリ大学では学生達に情動的に重大だと思ったことについて2日連続で2分間ジャーナリングしてもらった結果、生理的健康状態の測定数値がすぐに向上したそうです。
昔から、私たちは日記を書くなどの習慣がありますが、後で読み返した時のことを考えたり、他人に見られた時のことを考えたりして、どうしてもフィルターをかけて書いてしまう傾向にあります。
でもこのジャーナリングはあくまでも「あるがまま素直に書く」事がポイント。話題から逸れても良い、書くことがなくなっても良い、頭に湧いてきたことをすべて書き出す。書き出した紙は捨ててしまっても良いのです。そうすることによって、深い自己認識になり、自分の思考や情動への気付きへとつながるのです。
では、ここで試しに私が1分間ジャーナリングにトライしてみましょう。
テーマはそうですねー。。。【今、感じていること】
かなりざっくりとしたテーマですが、試しにやってみますね(笑)
ではスタート!
今日も随分と頑張ったなー。何だか肩が凝ってきたよ。お腹が空いたなー。今夜はなに食べようか。そうだ、なめ茸とイワシ缶でご飯のお供を作ろう。あーやだよ。お腹が鳴ってるよ。今日は主人は飲み会とか言ってたけどいつ帰ってくるのだろう?まぁいいか。あ、そういえば、今日は「まだ結婚できない男」の日だった。ゆっくり飲みながらそれでも見よう。チビ達はよー寝てるなー。あれ?もう一人はどこ行った?寝室かな?マイペースなやつだ。
はいストップ、こんな感じです!
と。。。まぁ。。。改めて見ると。。。大したこと何も考えていないのがよく分かりますね(苦笑)
でも、それで良いのです。今、この瞬間に頭に浮かんできたことを“あるがまま”に見つめる。自己認識する。それがこのワークの狙いなのですから。
簡単なワークですが、とてもマインドフルに自分の心を見つめることができます。日常にぜひ取り入れてみてくださいね!!